イラン大統領 事故 / 濃霧で捜索が難航して安否不明の状態

イラン大統領 事故 / イランのライシ大統領が19日、同国北西部を訪問後、ヘリコプターで帰途に事故に遭いました。

夜間で現地は濃霧のため、捜索活動は難航しています。イラン政府報道官は現時点で更新情報はなく、困難な状況に対処していると述べました。

 

ライシ大統領の捜索状況

内相のバヒディ氏は悪天候のため捜索に時間がかかる可能性があるとテレビで述べました。

地上では少なくとも5時間の捜索が行われましたが、上空からの捜索は不可能と報じられました。

 

ライシ大統領とは?

ライシ大統領の司法関係者としての経歴

生誕と教育

ライシ大統領は1960年12月14日にイランのマシュハドで生まれ、コラサン神学校を卒業しました。

初期のキャリア

イラン革命後の1985年にテヘランの次席検事に任命され、首都へ移住しました。1988年初めには、イラン最高指導者のルーホッラー・ホメイニー師の目に留まり、ロレスターン州、セムナーン州、ケルマーンシャー州などの法的問題に取り組む特別な権限を授かりました。

司法における役職

– 2004年8月から2014年9月まで、司法府第一副長官を務めました。
– 2014年9月から2016年4月まで検事総長を務めました。
– 2019年3月に司法府長官に就任しました。

大統領選挙

2017年の大統領選挙

– 2017年4月6日に大統領選挙への出馬を表明しました。
– 4月20日に、ライシ氏を含む6人の候補者が正式に選挙参加資格を認められました。
– 選挙戦の終盤、同じ保守派のテヘラン市長モハンマド・バーゲル・ガーリーバーフが選挙から撤退し、ライシ氏を支持しました。
– 5月19日の選挙でライシ氏は約38.3%の票を獲得しましたが、現職のロウハーニー大統領に敗れました。この選挙でライシ氏は、得票数および得票率ともにイラン大統領選史上で最も僅差で落選しました。

2021年の大統領選挙

– 当初、2021年の大統領選挙に出馬しない意向を示していましたが、2021年5月に立候補届を提出し、5月25日に受理されました。
– 6月18日に行われた選挙で、開票された票のうち約61.95%を獲得し、決選投票にもつれ込まずに当選しました。

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